かみ合わせに対するこだわり
かみ合わせとは?
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かみ合わせは「咬合(こうごう)」とも言われ、上の歯と下の歯の合わさり具合のことをいいます。かみ合わせには歯だけでなく、骨・筋肉・関節・神経も関係しています。 正しいかみ合わせは、見た目だけでは分かりません。 きれいにかみ合わさらなくても、食べにくさや痛みなどの不快感がなければ問題ありません。 歯並びとかみ合わせは違うので、歯並びがきれいでもかみ合わせが正しいとは限りません。 上の歯と下の歯を合わせた時、上下左右に同じく力が入らずバランスが偏っているのは、かみ合わせに問題が起きているサイン かもしれません。
かみ合わせは身体中に影響する?
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かみ合わせが悪いと、どのような問題が起きるのでしょうか。 骨・筋肉・関節・神経も関係しているので、どれか一つでも調子が悪くなると、食べにくさや飲み込みにくさ、話しにくさや発音など、さまざまな問題を引き起こします。 お口の中の問題だけでなく、頭痛やめまい、姿勢への影響による肩こりなども引き起こします。 かみ合わせに問題がないと思っていても、右だけでかむ癖があったりすると徐々に身体のゆがみにつながっていくのです。
かみ合わせが原因かも?
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かみ合わせが悪いままだと、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、身体全体にも影響しています。 次のような症状はありませんか?もしかしたらかみ合わせが原因かもしれません。
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お口に関係する症状
- 食べ物をかみにくい
- 口が渇く
- 口を閉じにくい
- 口を開けにくい
- 歯ぎしりをする
- アゴからカクカクと音が出る
- 唇に左右差がある
- 会話中にツバが飛びやすい
- 発音しにくい言葉がある
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身体の症状
- 頭痛
- 目のかすみ
- 肩こり
- 腰痛
- 関節痛
- 吐き気
- うつ症状
当クリニックのかみ合わせの治療
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噛み合わせに違和感、不具合がある方にはまず簡単な検査を行ったのち、精密な検査を行います。 広範囲の治療の時にも顎の位置がほんの少しずれただけで顎、その周囲の痛み、食事がしづらいなどの症状が出てまいります。 大切なのはまず顎のポジション(どこで噛みたいか)、そして上下の歯の噛み合わせであり、安定した咬合により体も健康になります。
さまざまな検査
かみ合わせが現れている症状に、どのように影響しているかを調べます。 調べるために次のような器具を使っています。
咬合接触像
色のついたシリコンの材料で咬合接触像というものを確認します。かみ合わせの接触状態を正確かつ立体的に把握できます。
主機能部位検査
奥歯でものを噛むときに中心となる歯を「主機能部位」と呼びます。この主機能部位を確認するための検査を行います。
CBT
本来の噛みたい位置と、現在歯が噛み合っている位置のズレを確認する検査です。
MMR
顎の動きを記録する検査です。
リズムタッピング検査
かみ合わせに問題がないかを簡易的に見極める検査です。
引き抜き試験
歯の接触の強さを確認します。
咬合力測定
噛む力の強さ、バランスを確認する検査です。
スタディモデル
歯型の模型を作製して、さまざまな角度からかみ合わせを確認します。
フェイスボウトランスファー
頭蓋骨と歯の位置関係を記録する検査です。
ディプログラミング
本来の噛みたい位置を探す検査です。
顎関節症、スプリント
特殊なスプリントを使用して顎関節症の症状を治します。(普段の生活習慣TCH.ブラキシズム、噛み癖、頬杖など)
生活習慣を確認
かみ合わせが悪くなる原因は歯並びだけではありません。無意識に行っている癖・行動・姿勢・習慣などで、徐々にかみ合わせは悪くなっていきます。 携帯を見る時や寝る時の姿勢、食べ物をかむ時の左右差やかばんを持つ腕など、日常生活についてお伺いし原因を探ります。
診断と治療
症状と検査・問診から診断し、今後どのように改善していくかを決定します。 歯並びやかみ合わせは日々変わり続けているので、癖・行動・姿勢・習慣によって良くも悪くもなります。 悪いかみ合わせの原因となっている癖や生活習慣を見直し、定期的なチェックを行うことで正しいかみ合わせに近づけていきます。 正しいかみ合わせに近づくとともに、かみ合わせが引き起こしていたお口の問題や肩こりなどの全身症状も改善していきます。 治療前後で写真を比較しても、顔や身体のバランスがよくなっていることがわかるほどです。 正しいかみ合わせを保つためにも、歯科医院での定期的なチェックは大切です。
個別相談をご利用ください
当クリニックでは患者様個人に合わせて、できるだけ歯を削らない治療を行っています。
お口の中の悩みや不安、ケアの方法などなんでもお気軽にご相談くださいませ。